カブ90のオイル交換頻度は実は決まってないって話

目安時間:約 7分

この記事ではバイクに乗っている人には当たり前でもバイク初心者には悩ましい、カブ90のオイル交換頻度について記事にしています。

 

カブ90のオイル交換頻度は3000キロか3か月に1回が定説

 

 

実はオートバイのオイル交換については明確な時期や頻度というものが決まっているわけではなく、実質的にオーナーの乗り方や環境によって左右される。

 

とはいうものの、バイク乗りの間で定説となっているのが、

 

走行距離3000キロに1回

3か月に1回

 

上記の交換頻度の目安についてはどちらか早く時期が来たほうに合わせて交換すると考えて問題ない。

 

例えば1000キロしか走っていなくても、前回の交換から3か月経っていれば交換時期だ。

 

しかしこの交換頻度とは冒頭にも書いたように正確に基準が決まているわけではなく、あくまで推奨されている目安というだけだ。

 

乗り方や環境、車体の個体差によってベストな交換頻度は違ってくる。

 

上記2点の交換頻度で交換すれば無難というだけであって、キッチリとこだわりを持ちたい場合は自身で試行錯誤してベストな交換頻度を確立していくしかない。

 

人によっては半年に1回とか1年に1回とか、5000キロに1回とか様々な意見があるのが実情だが、一般的にはこの記事で紹介している2点が多数だ。

 

こだわりが無ければ上で書いた頻度で何ら問題はない。

 

で、僕はどのくらいの頻度で交換しているのかというと、ベースはこの記事で紹介している頻度を目安としているが、実際に交換する頻度は少しだけ早くしようと意識している。

 

2か月に1回

2500キロに1回

 

理由はバイクのオイルは乗らなくても劣化するし、走り方は高回転を多用する乗り方だから少しだけ早めに交換している。

 

バイクのオイル交換は乗ってない間もした方が良い。

中には「あまりバイクに乗っていないからオイル交換はしないくても良い」と思っている人もいるかもしれないが、それは間違いだ。

 

実はバイクのオイルはあまり乗っていなくても自然と劣化していく。

 

細かいことを言ってしまえばオイルの蓋を開けて空気に触れた瞬間からオイルの劣化は始まっていく。

 

なので、前回のオイル交換から例え500キロしか乗っていないバイクでも、前回のオイル交換から1年2年と経っているオイルは距離を走っていなくても酸化して劣化しているのだ。

 

しかもバイクに乗らない間にオイルはエンジン内部で乳化していく可能性もある。

 

乳化とは、エンジン内部に何らかの理由で水分が入り込み、オイルと混ざって白く濁る現象だ。当然本来のオイルとしての性能は発揮できないし故障の原因にもなる。

 

エンジン内部に水分が入り込むわけがない」と思う読者もいるかもしれないが、理由としては単純なことが多い。

 

例えば雨の日の走行する車体なんかだと、極少量のであっても湿気を吸い込むし、雨の中走行しない車体であっても夏や冬はエンジン内で結露が発生している可能性だってある。

 

エンジン内に水分が入り込むことは十分に考えられる。

 

本来出れば対策は毎日バイクを乗りエンジンを十分に温めることだが、乗らない期間であれば、たとえ前回の交換からあまり乗っていなくてもオイル交換をしよう。

 

僕は2か月1回くらいを自主的に設定している。自己満足だが3か月でも何ら問題はない。

 

エンジンを高回転で走るとオイルの劣化速度も早くなる

 

大きなバイクであればパワーも余裕があるため低回転(少ない力)で走ることができるが、カブ90のような小排気量ではそうはいかない。

 

同じ時速60キロで走行するにしても、1000㏄のバイクとカブ90ではエンジンの回転数が違うのだ。排気量が小さいほど、基本的に使う回転数は高くなる(凄く頑張らないといけない)。

 

バイク初心者の人に向けて大雑把に説明するが、エンジンの回転数が高くなるとエンジンへの負担が大きくなる。

 

逆に回転数が低くなると負担が少なくなると考えてもらえれば分かりやすいだろう。

 

大きなバイクほどエンジンは低回転で走ることができる。

 

一般的にはエンジンの回転数が上がるほど、オイルに限らずエンジン内部の劣化は早くなる。

 

カブ90は高回転を使って走ることが多い。

 

カブ90は基本的にパワーのあるバイクと言えないので加速が鈍いこともあり、信号待ちからのスタートやガソリンスタンドからの車道への合流はアクセル全開が基本だ。

 

エンジン音は勇ましい。

 

また、山道や坂道などの上り坂でも同様だ。

 

大きなバイクであればアクセルを少し捻るだけで登れるような坂道でも、カブ90はギアを下げないと登れないことも日常的だ。

 

そしてギアを下げれば回転数は上がるのでオイルの劣化は当然早くなるのは必至だ。

 

以上のことから距離の目安は少し早めの2500キロほどを目安としている訳だ。

 

自主的に早めに設定しているだけで、3000キロで交換しても問題ないので安心してほしい。

 

カブ90オイル交換頻度まとめ

 

冒頭でも書いたように、カブ90のオイル交換頻度は正確には決まっていないが。

 

こだわりが無いのであれば3000キロか3か月に1回の交換頻度で実施していれば大きな故障はないだろう。

 

しかし、個体差や環境によっても左右されるので自分でベストな交換頻度を見つけてほしい。

 

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