工賃0円でできる!一番簡単にバイクにusb電源取り付ける方法は?

目安時間:約 13分

この記事では、僕がカブ90にUSB電源を取り付けてスマホを充電できるようにした方法を書いていきます。バッテリー直の方法ですが、工具や手間が最も少ないシンプルな方法です。

バッ直でUSB電源を取り付ける方法が一番簡単

 

まず、一番先に断っておくが、この記事で紹介する方法は「バッ直」と言われる方法を紹介しています。

 

電源をバイクに搭載されているバッテリーから直接給電することからこの呼び名で呼ばれています。

 

この方法は僕みたいな面倒くさがり屋で、

 

面倒な配線加工は最小限にしたい

小難しことはなるべく考えたくない

とにかく最小限の手間でバイクにUSB電源を取り付けたい

と言った人向けに書いています。

 

バッ直には少なからずバッテリーに負担をかけるというデメリットがあります。

 

ですが、僕は経験上そのデメリットに起因する不具合を経験したことがないので、この方法でバイクにUSB電源を取り付けています。

 

本来であれば、配線を切断してギボシや端子に加工して、エンジンONで電流が流れる配線を探して割り込ませるという作業が必要です。

 

もちろん、電工ペンチなどの工具が必要になったり、配線加工は何かと面倒…

 

そんな事を考えたくない人はバッ直が一番労力が少ない方法です。

 

神経質な人にはおススメしませんが、とにかく簡単に最小限の労力取り付けたいという人にはお勧めです。

 

それではバッ直で僕が実際に取り付けた方法を書いていこう。

 

デイトナ製は電源とバーが一体型でシンプル

 

 

今回用意したのはデイトナ製のUSB電源を用意した。

 

 

この製品はUSB電源差込口とマルチバーが一体型になったもので、本来であればUSB電源と、バーを個別で用意しないといけない製品が多いがこれはその手間がない。

 

用意する部品点数が少なくなることにより、ハンドル周りの仕上がりもスッキリとシンプルにすることができるのも面倒くさがり屋の自分にはピッタリな製品だ。

 

 

今回チョイスしたのは取り付ける場所がミラーのネジと共締めするタイプ。

 

ほかにも複数の取り付け場所を選べるラインナップがある。

 

USB電源の付け方と注意点

ではここからは具体的な手順と注意点について書いていこう。

 

なを車体はスーパーカブ90で実践した。バッテリーの外し方以外は基本的に同じだ。

 

まず、USB電源キットの中身を確認して行こう。中身は非常にシンプルだ。

 

 

左側に有るのがバーと一体型になったUSB電源本体とそこから伸びている配線が1本。

 

右に有るのがバッテリー側につなぐ配線が1本だ。

 

この2本を途中で連結して、バッテリー側の配線にある端子をバッテリーに繋なげば電流が流れる。

 

連結は配線の途中がソケット式になっているので難しい事はない。付くようにしか付かない構造となっているので安心してほしい。

 

バッテリーに端子をつなげばほぼ完了だが、そのままでは配線がむき出しになっていて見栄えも悪いし乗り降りもしずらいので配線は外装の中に隠していく。

 

外装の外し方は車種により違うので各々確認が必要だが、ネイキッドタイプのバイクに乗っている場合はタンクを取り外してフレームに沿わせて止めれば十分だろう。

 

この記事ではカブ90を参考に説明している。

 

 

カブでは白いカウルの部分が外装にあたるので、その中に配線を這わしていくため外していく。

 

 

カブの場合は上の画像で示した3点と、反対側にも同じ位置に3点、計6点を外してレッグシールドを前後上下にガタガタと揺らせば外せる。

 

無理な力をかけると割れてしまう恐れがあるので慎重に。

 

写真はカブ90だが基本的に50や70でも同じはずなので確認してほしい。

 

以下が外装(レッグシールド)が取れた状態だ。

 

 

このフレームに沿わせて配線を止めていく。

 

次に配線の端子を繋ぐためにバッテリーを出さなくてはいけないので、バッテリーの位置を確認していこう。

 

バッテリーの位置は車種により違うのであなたのバイクのバッテリー位置を確認してほしい。

 

カブ90の場合は右サイドカバーの中に収められているので、右のカバーを外していく。

 

 

右のサイドカバーを外すと中には配線や色んなカプラー類が密集している。

 

矢印で示したボルトを外すと、バッテリーを抑えているカバーが外れて、中にバッテリーが納められているので外していこう。

 

 

カバーを外しバッテリーを引き抜くと出てくるので、出てきたら端子につながっている配線を外そう。

 

バッテリーから配線を外すときの注意点だが、必ずマイナス端子から外そう

 

マイナス端子を外してからプラスの端子をはずそう。順番を間違えると故障の原因になるので間違えないように慎重に。

 

マイナス、プラス両方の端子を外し、バッテリーがフリーダムな状態になたら、ここでUSB電源の端子の接続をする。

 

このときの注意点だが、バッテリーにUSB電源の配線をつなぎ、バッテリーの配線も供締めして元に戻していくのだが、今度はプラスから繋いでいく。

 

この時も順番を間違えると故障の原因になるので間違えないように注意しよう。

 

 

バッテリーのプラス端子と、USB電源の配線のプラスを共締めする。

 

プラス側の共締めが終わったらマイナス側も共締めして配線の接続は完成だ。

 

 

USB電源の配線のプラスとマイナスの見分け方だが、端子の先端に赤いラバーがついている方がプラス。

 

黒くなっているほうがマイナスだ。

 

説明書にも書いてあるので注意して読んでほしい。

 

配線のバッテリーへの接続がすんだらバッテリーをケースの中に戻していこう。

 

配線が増えたことによって少しきつく感じるが、断線に注意して地道に嵌めていけば入るので慌てずに戻していこう。

 

バッテリーがケースの中に戻ったら今度は配線をフレームに括り付けていく作業だ。

 

 

このデイトナ製のUSB電源の配線は全長で約2メートルほどあるので、そのままでは配線が余ってしまうので画像のように束ねたりして丁度いい長さに調節していく。

 

ちなみに内容物にタイラップ(結束バンド)が2本付属していたが、足りなかったので僕は初めにコードが束ねられていた針金も再利用して束ねた。

 

この時、目一杯短くしてしまうと、ハンドルを左右に切ったときに配線の断線の原因にもなってしまうので少し余裕を持たせて束ねていこう。

 

 

 

 

ある程度まとめて少したるむ位がちょうどいい。各自で調整してくれ。ハンドルをフルロックで切ったときに突っ張らなければ大丈夫だろう。

 

配線の長さ調節と束ねるのが終わったらあとは外装を元に戻して完成だ。

 

 

 

 

以上でバイクにUSB電源を取り付けるのは完成だ。

 

バッ直ならバイクにUSB電源を付けるのは工賃0円で自分でできる

 

どうだろうか?以上が工賃0円でバイクにUSB電源の付け方だ。

 

一見すると複雑で難しそうに感じるかもしれないが、端的に言えばバッテリーの配線に、USB電源の配線を共締めして戻すだけだ。

 

バッ直以外だと冒頭に述べたように、配線の切断やギボシ加工、電工ペンチの準備など手間や労力があるがこれなら最小の労力でバイクにUSB電源をつけることができる。

 

バイクにUSB電源を取り付ける工賃に関してだが、実は明確な費用と言うものは決まっていない

 

バイク屋や車種によってそれぞれ違うのだ。

 

1000円でやってくれる所もあるかもしれないし、1万円掛かるショップもあるかもしれないし、こればかりは言い値としか言いようがない。

 

しかしながら相場はおおよそ5000円ほどの所が多そうだ。

 

この5000円ほどの工賃を高いとみるか安いとみるかは各々の判断に委ねる。

 

が、僕は工賃0円だ。

 

バッ直のデメリットと対処法

 

しかしながらバッ直には冒頭で述べたようにバッテリーの負担が少し増えるというデメリットもある。

 

具体的に言うとバッテリー上がりの可能性が少しだけ上がるといわれている。が、実際に今までバッ直でUSB電源を取り付けてバッテリーがあがった経験はしたことがない。

 

そのほか不具合を経験したことはない。「絶対」とは言い切れないがさほど気にする必要もないだろうし、実際に僕はバッ直で乗っている。

 

しかしながら、心配になってしまうオーナーもいることだろうから、対処法を書いておく。

 

それは基本的なことだが、毎日乗ることだ。

 

バイクや車のバッテリーは乗らなければ自然と放電してしまって、あがってしまう。

 

それはUSB電源をバッ直でつけていようが、配線加工してつけていようが、乗らない期間が空くほどバッテリーはあがってしまう可能性がある。

 

なので一番の対処法は毎日乗ることだ。

 

それと、コンビニ休憩などでエンジンが停止しているときはスマホの充電をしないことだ。

 

それさえ気を付けていれば、USB電源程度の消費電力であれば、バッ直だからと言ってさほど神経質になる必要はないだろう。

 

また、この記事で僕が使っているUSB電源にはヒューズがついている。簡単に言ってしまうと安全装置だ。故障のリスクを少なくするための装置と思ってもらえればいい。

 

ヒューズとは異常な電流が流れたときにショートや過剰な電流の流れを防止する役割を持っている。

 

ちなみに、僕はバッ直でUSB電源をつけて1か月ほどバイクに乗らない期間があったが、問題なくエンジン始動できた。

 

工賃0円でバイクにUSBをつける方法まとめ

 

僕みたいに面倒臭がり屋な人はバッ直をすれば一番少ない労力で、工賃0円でバイクにUSB電源をつけることができる。

 

が、心配性な人や時間に余裕がある人、手間や労力が惜しくない人は配線加工に挑戦して取り付けてみるのもいいだろう。

 

いずれにせよ自分で全てやるのであれば工賃は「0円」だ。

 

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