今回は、いつメンテしたのか忘れていたチェーンに清掃とオイルの注油をしたので記事にして行きます。
推奨されているチェーンオイルの注油頻度は概ね500キロ程度だが…
カブに限らないがバイクのチェーンオイル頻度は500キロに1回ほど
雨や汚れの多い道路を走った場合はもっと500キロ以下推奨
僕は整備士やチェーンの専門家ではないので話半分に聞いてもらえればいい。が、概ね推奨されているのはこの辺りの頻度のようだ。
僕はあまりメンテが好きでは無い。
乗るのは好きなのだが弄るのは組み立てや後片付けが面倒なため腰が重くなりがちだ。
そんな僕でもメンテが重要なことは分かっているし、やらなければどの様な結果が生まれるのかは粗方予想がつく…
そしてカブに目をやると何とも言えない色をしたオイル切れして錆びついたチェーンが目に入った。
お店にお金を払えば自らの手を汚さずにできることも知っているが、そこに使う資金は少ない。
仕方なく思い腰をあげたのだ…
さて、話を戻そう。
まず、カブに限定した話ではないが、結論から言うとオートバイのチェーンへの清掃やオイル注油の頻度は500キロに1回程度が推奨されていることが多いようだ。
500キロといえば人によっては1回のツーリングで走ってしまう距離だろう。
そう考えるとチェーンメンテの機会はガソリン給油の作業の次に多いのでは?位の頻度になる。
しかし、カブ限定で調べてみたら、案外長距離でも注油しない、メンテしないなどの記事も見られた。
理由としてはカブのチェーンにはカバーが付いているので埃や風の影響を受けにくいから。
このような意見が多数見られたのは少し驚いた。
先ほど書いたように僕はメンテが嫌いで腰が重いが、ほかの人はもっと高頻度にやっていると考えていたからだ。
僕が言えたことではないのだが…
チェーンオイル不要?なんならメンテも不要論
今回の記事を書くにあたり調べていると、なんとチェーンのメンテナンス不要論を唱えている記事があった。
大まかに言うと、
最近のチェーンは錆に強い加工がされているし、絶対的に潤滑が必要なところはオイルが封入されている仕組み。
なのでメンテ不要、オイルも不要、頻度が減って良い。
とのことだ。
で、この意見を否定するとか肯定するとかではなくて、自分のバイクが(カブ)この条件に当てはまる仕様なのか?を注意しなくてはいけない。
バイクのチェーンは鉄でできている。鉄は素地むき出しのままではすぐに錆びてしまう。
なので錆びないようにチェーンにメッキをかけることによって錆びにくくしてあるチェーンが存在する。
メッキとは大雑把に言うと、人間の使う日焼け止めのような効果があると思ってもらえれば想像しやすいだろう。
次にオイルだ。チェーンには2種類のものが存在していて、
- シールチェーン(高性能)
- ノンシールチェーン(低性能)
大まかにこの2つがオートバイには使われている。
シールチェーンとは、絶対に潤滑が必要な部分に予めオイルが封入されていて漏れてこないように製作段階で加工されたチェーンのことだ。
シーリングやコーキングなど聞いたことはないだろうか?そういった意味でのシールだ。
つまり見えない部分だが、絶対に潤滑させなくてはいけない部分はオイルで潤滑されている。
次にノンシールチェーンだが、これはシールがされていないチェーンのこと。
つまり予め潤滑やオイルの封入はされていない。
なので、
チェーンにメッキ加工がされている(錆に強い)
シールチェーン(オイルが予め封入されている)
上記の条件を満たしたチェーンを使っているのであればメンテ不要でもいいだろう。
じゃあカブはというと、ノーマルの状態であればノンシールチェーンだ。
中古で買った場合などは前任者がカスタムしていてシールチェーン化している可能性も万に一つの可能性であるかもしれないが、ほぼないと思っていいだろう。
なのでカブにはメンテ不要論は当てはまらないと言っていいだろう。
ただし、シールチェーンでもメンテすることによって、乗り手の満足感と精神的な安心感を得るこができるので僕はやってもいいと思うし、各々の判断に任せたい。
僕のカブはさらに頻度が重要
ではココからは先日の作業風景を交えて書いていこう。
カブに乗っているはチェーンにカバーがついているからメンテ頻度は多くないって書いたけど、僕の場合はそのカバーがない。
いや、持っているのだが、以前何かの用の時に外して面倒だからそのまんまにしてある。最近はめてみようとしてみたら何故だかハマらないのだ。
理由は不明だか何度ハメようとしても干渉してしまうので剥き出しにしてある。なので本来であればほかのカブ乗りが言うような頻度でも問題はないのかもしれない。
が、僕の場合は普通の単車のように剥き出しなので500キロに1回の頻度でしなくてはいけない。
これが僕のカブのチェーンだ…パッと見ただけでよくない状態なのは明らかだ。正直前回いつオイルを注したのか覚えていない。
メンテに使ったツールは以下の物を用意した
DIDのチェーンメンテナンスセットだ。
- チェーンクリーナーとオイル
- 初心者向けメンテ手順冊子
- ペーパーウエス
上記3点がセットになっている。金額は確か2000円ほどだった気がする。ブラシは使用済みの歯ブラシを用意した。
清掃注油の方法はいたって簡単だ。
チェーン全面にクリーナーを吹きかける。
↓
歯ブラシで擦って汚れを落とす。
↓
ウエスで汚れをふき取る
↓
オイルをチェーンの内側面のみに1周吹き付ける。
以上で完了だ。
オイルを内面のみに吹きかける意味は、内側にオイルを吹いておけば走行したときに遠心力で外面の方に浸透していくため、わざわざ外面に吹く意味がないからだ。
あとはオイルの付けすぎは余計な埃やゴミを呼び寄せてしまうからだ。カバーがあれば良いのかもしれないが…
ちょっとした小技だがクリーナーとオイルのノズル先端を少しだけ「への字」に曲げておくと、タイヤやホイールに飛び散らずに塗布することができる。
クリーナーと歯ブラシを自身が満足できるくらいまでやったらオイルを塗布しよう。
以下が事後の画像だ。
仕上がり具合には各々意見があるかもしれないが、まぁこんなもんだろう。ビフォーよりも状態が良さそうに見えるのは間違えないだろう…
以上でチェーンのメンテは終了だ。これからはもう少し頻度を考えてやらなくては。
カブのチェーンオイル塗布頻度のまとめ
やはり、状態の悪いチェーンで走行するよりも明らかに雑音は減ったし、何より精神的に「メンテナンスをした!」という自己満足感が湧いて出てくる。
本来であれば、本当に他のカブ主たちが言うように一度やれば暫くは放置でいいのかもしれないが、カバーが着いていないことや自己満感を味わうためにもう少し高頻度でメンテすることを一考してみよう。
追伸
チェーンカバーがないので白い服装で乗れないのは残念。
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