カブ90のFスプロケット17丁化乗り心地と実用性は?

目安時間:約 10分

この記事ではカブ90のフロントスプロケットを17丁化したことによる乗り心地と実用性について記事にしていきます。

カブのFスプロケット17丁はアリかナシかで言えばアリ!

 

まず、スプロケットの前後の仕様から確認しておこう。

現在の僕のカブ90は、

 

F17丁R41丁となっている。ノーマルの90はF15R39らしい。

そして、乗り手の僕は体重が90キロだ。

 

まず、現在のスプロケットのギア比の数値はノーマルが2.60なのに対して現在は2.41という数値になっている。

 

ギア比の数値は小さくなるほど高速寄りのセッティングで大きくなれば加速寄りのセッティングだと思っておけば良いだろう。

 

つまり現在はノーマルに対して若干の高速走行寄りのセッティングだ。その反面加速力や登坂力はノーマルより若干落ちる。

 

では、実際に上記のセッティングで乗ってみての感想はどうだろうか?

 

アリか?ナシか?で言えば僕はアリだと答える。

 

今回のスプロケット17丁化に伴い、街乗りからワインディング、幹線走行と一通り試してきたので感想にしていく。

 

 

スプロケ17丁で街乗りの実用性はどうなったか

 

一般的にスプロケットを高速寄りのセッティングにすると加速力や登坂力が落ちるので信号が多い街中などで乗るには不便なイメージが付いている。

 

が、今回僕のカブ90のフロントスプロケットを17丁して街中で乗りに難くなったか?と聞かれたら僕は全く問題ないレベルだと答える。

 

実際僕も乗るまでは発進が辛いんじゃないかとか思ったりもしたが、いざ走り出してみれば16丁の時と違いがあまり分からないレベルでの変化だった。

 

なので、一時停止が多い路地や住宅街での走行には全くの問題は感じられなかったし、住宅街走行では低速トルクの物足りなさという点でも不満はなかった。

 

つまり、フロントスプロケットを17丁にしても街乗りや住宅街走行で実用性に欠けることはなかったので僕は非常に満足している。

 

信号待ちからの発進も先頭の場合は、2速が長めに引っ張れるようにもなるため、次の信号にたどりつくまでには十分な加速をしてくれる。

 

前に車がいる場合はなおさら事足りる加速だ。前車の運転者が常識的な加速をすれば、まず、付いていけないということはなかった。

 

後ろに車がいる場合でも同じくだ。後車が常識的な運転者であればまず、突かれるくらい邪魔をするようなことにはならない。

 

上記の理由から、スプロケットの17丁での街乗り&住宅街走行はアリだ。

 

17丁化で幹線国道やバイパスでの使い勝手も悪くない

 

 

次に、流れが速い幹線道路やバイパスを走行した感想だが、こちらの使い勝手についても概ね良好といった感じでアリかナシかでいえばアリの部類に入る

 

例えば、巡航に関して言えば60キロ巡行は余裕にこなしてくれるし、プラスα巡行でも十分にこなしてくれる。

 

スプロケットを高速寄りにセッティングするということは、巡航速度の高速化を目的としていることが前提のことが多いため本来の使い方という点においては正しいだろう。

 

また、エンジンの回転数が低くなるため16丁の時の60キロ巡行に比べ、エンジン音も静かになることから精神的負担や耳への負担も軽減された。

 

が、60キロ巡行から追い抜きなどでさらなる加速や合流などで俊敏な加速が求められる時はやや不利に感じた。

 

60キロ巡行時でアクセル開度は7割ほどだが、そこから加速するとなるとアクセルは全開にする必要があるが、思ったような加速はしてくれないので無理は禁物だ。

 

要するに、60キロ以降の加速に関してはジワリジワリと加速していくイメージだ。

 

片側1車線の主要国道などでは後続の車が良識的な運転手の場合には、自身が迷惑をかけてしまうような事はないくらいの巡行は十分に可能だと思っていい。

 

2車線の場合は左側を巡行していれば問題はないだろうし、勝手に抜いて行ってくれといったスタンスで走ればいいだろう。

 

むしろ、一般道で60キロプラスα程度の速度で巡行している車両を抜かしていくのは、個人的には常識的な運転の範疇をこえていると思ってるのでそのような運転手が後続車の時はおとなしく左側を走ろう。

 

繰り返しになるが、普通に巡行する分には非常に快適に走行することができる。

 

また、信号待ちからの発進についても書いておこう。

 

自身が先頭の場合からの発進だが、この場合には少しだけ頑張る必要があると感じたことが場合によってはあった。

 

幹線道路となるとそれなりのスピードの流れができるので、車の加速も住宅街や市街地に比べると早い傾向にあるのでそれを邪魔しない加速が求められる。

 

なので、自分が先頭になった場合には1~2速は引っ張り気味に元気よく加速したほうが邪魔にならないと感じた。

 

ただ、信号待ちの先頭になったからと言って加速力に不満があるかと?聞かれれば何ら不満はないし、先導してペースを作ることも可能だった。

 

後続車を少し後ろに置いてくるようなことも可能だったのでそれほど心配はいらない。

 

以上の点からもバイパスや主要国道でも17丁はアリだと思った。

 

急なワインディングや峠はちょっと辛い時がある。

 

次にワイディングや峠道などの登坂力が必要なシチュエーションでの17丁だ。

 

これについては物凄く不満が出るわけではないが少し非力感を感じずにはいられないという感じだ。

 

まず、街中にあるアンダーパスや立体交差点などの短い上り坂であればそれほど不満も感じず、速度も減速してしまう事やギアを落とすなどしなくても登ることができるので問題はない。

 

しかし、本格的なワインディングで走らすとなると少し非力感を感じるのは確かだ。

 

平坦地で3速メーター読みで60キロに乗せてから上り坂に差し掛かると、現状維持もしくは極微妙にジリジリと減速していくといった具合だ。

 

基本的に現状維持になるため平坦地でどのくらいスピードを乗せられるかがカギとなるが、登り勾配が続く場合には加速はできないと思っていて間違いないだろう。

 

具体的なスピードでいうと60キロで登り勾配に進入すると落ちくのは50キロ~55キロ前後でメーターの針は維持されることになる。

 

また前に自身より遅い車などがいる場合には、3速ではトルク不足になるため時折2速も活用していくことになる。

 

前に車がいない状態でアクセル全開状態で走ることができれば、50キロ前後でそれなりに走ることができるが、前に車がいる状態では2速と3速の切り替えが頻繁に必要になり少し忙しくなる。

 

そのため、峠道ではいかに高回転を維持しながら走れるかが重要だと感じた。

 

街中や幹線道路では右車線を走っても邪魔にならないくらいのポテンシャルは発揮できるが、山道では大人しく登坂車線を走るほうが賢明な判断だろう。

 

ただし、冒頭でも書いたように乗り手である僕は体重が90キロほどあるため僕よりもスリムな人であれば上り坂でも60キロ台を維持できたり、もしかしたらジワリと加速することができるかもしれない。

 

カブスプロケット17丁化感想まとめ

 

以上がカブのスプロケット17丁化の感想だ。

 

もう一度おおさらいしておこう。

 

  •  

 

大まかな感想は以上の通りだが全体的な乗り味を鑑みても、F17丁R41丁の組み合わせは現段階では僕は大いにアリな組み合わせだと思った。

 

スプロケットの組み合わせは乗る環境や運転者の好みの問題なので突き詰めていけば終わりが見えない作業になるが、是非ともあなたに合ったセッティングを見つけてほしい。

 

 

 

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